SudanBrownの山の話

夢は福岡で一番愛される登山家になること

登山中に体験した怖い話

こんにちはスーダンブラウンです。

 

今回は登山中に体験した怖い話を紹介したいと思います。

と言っても私の実体験なのでそんなに怖く無いかもしれませんが…

 

 

 

脊振山系 金山

恐怖体験をした山は福岡県の脊振山系、脊振山のお隣・金山です。

 

ある2月の極寒の日、単独で登山に出かけた時のことです。

 

登山口付近は全然雪が降っておらず、意気揚々と山に入っていきました。

 

しかし3合目付近から雪が深々と降り出し、あたり一面真っ白となりました。

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吹雪の中の足跡

雪で登山道がほとんどわかりませんでしたが、ありがたいことに1人だけ先に登山をしている人がいるようで足跡ができており、その足跡を追って山を登ることができました。

 

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真っ白で1m先くらいしか見えないなか足跡を頼りに登っていきます。

 

すると何となく登山道を外れているような嫌な予感が…

でも足跡は確実に続いているので信頼してついていくことに。

たとえ間違っていても誰かが先にいる安心感がありました。

 

一人分の足跡

30分くらいは足跡を辿って歩いたと思います。

 

と、ここで予期せぬ事態が。

 

悪い予感は当たるのもで足跡がパッタリと消えているのです。

 

雪で消えているのではなく、そこに立ち止まってパッタリと消えてしまったように。

 

え?え??え??とパニック状態。

さっきまで続いていた足跡が完全になくなっている。

 

もしこの足跡の人が間違えて引き返したならその足跡ができているはず。

しかしそれがない!

やばい!やられた!

と思いながら来た方向を振り返ると、吹雪で自分の足跡が消えかかっている!!

 

ゾクゾク!と鳥肌が立ち、振り返らずに猛ダッシュ

 

消えかかった自分と何者かの足跡を辿って猛ダッシュ!!

 

見覚えのある案内看板まで辿り着くことができめちゃくちゃ安心しました。

 

冷静になって周りを見てみると、普通にわかりやすい登山道が。

なぜ足跡はコースを外れてあんなに遠くまで続いていたのか…

足跡をつけた人はどこへ消えたのか…

数年前の出来事ですが、今思い返しても不思議です。

 

 

ちなみにこの日は吹雪の中山頂までたどり着くことができ、おにぎりを2個だけ食べてそそくさと帰りました。

山頂ももちろん吹雪いていて眺望は全くのゼロ。

吹雪の時点でやめときゃよかったぜ。

 

下山時の恐怖

そして下山時にもさらなる恐怖体験が

 

登山口近くまで下りてくると雪も完全に止んでいました。

 

登山口の近くには送電線の鉄塔が立っていて、下山時には登山道からその鉄塔が見渡せるようになります。

眼下に見える鉄塔、そして蠢く3つの影

 

よく見ると野犬!!

 

大型の野犬が3匹これから向かう登山道にいる!

めちゃくちゃ怖いけど心身ともに疲れているので早く下山したい。

野犬は登山道を離れることなくうろちょろ。

 

意を決して太めの枝を拾い威嚇することに。

野犬に近づいて太めの枝を地面に叩き付けるとバキっと真っ二つに割れ、意図せず二刀流に。

案外野犬の方が、若干引き気味に逃げて行き九死に一生を得ました。

 

いやーひと山で二つ恐怖体験をしてしまいましたね。

 

他の恐怖体験はまた次の機会に。

 

次の休日は金山で決まり!